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SDGsへの
取り組み

SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択され、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。

12.つくる責任使う責任 13.気候変動に具体的な対策を 15.陸の豊かさも守ろう

環境問題の現状

近年では、家庭で急須を使ってお茶を飲む文化が毎年のように減少し続けています。
背景には、共働き世帯の増加、生ごみの臭いや虫の発生、衛生的なシステムキッチンの普及による
シンクの三角コーナー廃止などが挙げられます。
急速な生活環境の変化から、急須ではなくティーバッグを使う方向に拍車をかけているものと思われ、
今後もその傾向はもっと強まると考えられています。

ティーバッグには不織布のほかに、ナイロンやPETなどのリサイクル素材が使用されていますが
茶葉との分別が面倒であることから、使用後はそのまま燃えるゴミとして処分する人がほとんどです。
ナイロンやPETは石油由来のものであり、燃やされた後は二酸化炭素の蓄積につながってしまい、
結果、地球温暖化をはじめとした様々な環境問題を引き起こしているのが現状です。

石油由来から
バイオマス素材に。
カーボンニュートラルへ貢献。

茶つみの里では石油由来のティーバッグを廃止し、バイオマス素材のティーバッグに切り替えを進めることと致しました。
使い終わった後に焼却しても、排出された二酸化炭素を吸収して植物が育ち、再びそれらを原料としたバイオマス素材を利用するといったサイクルにすることで、「カーボンニュートラル化」にティーバッグの生産・消費を適合させて、それらが当たり前になるような「お茶のある暮らし」をお茶のまち静岡から発信していきたいと考えております。

ポイント

人々の生活リズムは変えさせずとも、地球温暖化のリスクを減らすことのできる取り組みをいたします。

バイオマスプラスティック包材のティーバッグ

「カーボンニュートラル」とは?

カーボンニュートラルの概念図カーボンニュートラルの概念図

二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量をできるだけ削減した上で、削減しきれなかった分を植林・森林管理などにより二酸化炭素を吸収することにより、差し引いてトータルで”ゼロ”にすることを「カーボンニュートラル」といいます。

日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すと宣言しています。

近年のライフスタイルの変化から、急須でお茶を飲む文化が減少する一方、
ティーバッグの製品は需要が高まりつつあります。

ティーバッグ素材をバイオマス素材へ切り替えることで、
石油依存の社会生活による二酸化炭素の蓄積を避け、現在のライフスタイルから
無理なくカーボンニュートラル化へ貢献できるよう、新たなお茶スタイルの環境づくりを進めていきたと考えています。

「バイオマス素材をお茶ティーバッグの標準にする」という取り組みをお茶の町掛川より発信し、
生産農家のお茶づくりからお客様のお茶ライフまで、すべての方がカーボンニュートラルに貢献し、
人と自然が共生できる社会づくりに取り組んでいきます。

取り組み状況

SDGsへの取り組み状況を随時更新します。